クレーン限定免許について

平成18年4月1日からクレーン運転士免許とデリック運転士免許が統合され、クレーンデリック運転士
免許となりました。
クレーン・デリック運転士免許(限定なし)・・・クレーンとデリックの両方の運転ができます。
クレーン・デリック運転士免許(クレーン限定)・・・クレーンの運転ができます。
当所では平成18年より、クレーンデ・リック運転士免許(限定なし)の教習を実施してまいりました。
その間に受講生の皆さんの声を聞いてまいりました結果、平成20年6月1日よりクレーンデリック運転士
免許(クレーン限定)の教習を実施することになりました。

1.デリックとは

デリックとは、荷を動力を用いてつり上げることを目的とする機械装置であって
マスト又はブームを有し、原動機を別置し、ワイヤロープにより操作されるもの。
作業範囲も狭く、移動もできないため、現在では使用されている数も減少している。
ガイデリック スチフレックデリック

2.現在までの経過

当所では、クレーンデ・リック運転士免許(限定なし)の教習を実施ししながら様子を見てきました。
その間、関東安全衛生技術センターの学科試験の結果(合格率)を見ますと、
クレーン限定より合格率では約5ポイント程上回るという、意外な結果を残してきました。
下記のデータは、平成19年度ですが、平成18年度もおおむね同じような結果でした。
平成19年度 クレーンデリック運転士免許(限定なし)・・・64.1パーセント
クレーンデリック運転士免許(クレーン限定)・・・59.6パーセント

3.クレーン・デリック運転士免許(限定なし)の学科教習

試験科目 範囲 クレーンデリック運転士
限定なし クレーン限定
学科 クレーンデリックに関する知識 クレーン関係 実施 実施
デリック関係 実施 なし
原動機および電気に関する知識 実施 実施
力学に関する知識 実施 実施
関係法令 クレーン関係 実施 実施
デリック関係 実施 なし

4.結論

学科試験の合格率では、クレーン限定を上回った結果を残してきましたが、
  1. クレーン・デリック運転士免許(限定なし)の免許を取得しても、実際に運転するデリックが非常に
    少ない。
  2. 学科教習時に、クレーンに関する知識以外にデリックの知識も勉強しなければならない。
  3. 学科教習時に、関係法令も、クレーン以外にデリックの勉強もしなければならない。

教習性の皆さんに負担が多くなる割に、メリットが少なくなってしまうためクレーン限定免許の教習を実施することにいたしました。
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